SHORT STORY
<戦シーズン 壱st 桜華狂騒> 秀吉・政宗連合軍 大反省会?
Character






秀吉:――っつーわけで、だ。
秀吉:宴会すんぞ!! テメェら!!!
政宗:……はぁ? 何だって?
秀吉:んだよ、耳の穴詰まってんのか? だから宴会だよ、宴会。いっちょパーッとやろうってんだ。
清正:あー、えーっと? アニキ、頭大丈夫か?
小十郎:これはいけませんね。まさか負けたショックで精神を病んでしまわれたのでは……。
官兵衛:……ボス、現実を受け入れてください。オレ達は光秀と家康の連合軍に負けました。よって、花見も中止になったんです。
政宗:いくら秀吉でも不憫だな……。オイ、無理はするな。悔しい気持ちは皆一緒なんだ。だからどうか、今はゆっくり心を休めて――、
秀吉:オレを病人にすんなっつーの!! そりゃ、あの光秀に負けたのはハラワタ煮えくり返るほど悔しいが……、何もオレだって、ここまで生涯無敗で来たわけじゃねぇ。戦に負けていちいち病むほどひ弱じゃねぇっての。
清正:(昨日の夜、部屋で怒鳴り散らしながら大暴れしてたくせによく言うぜ、ホント……)
官兵衛:……ま、それもそうですが。しかし、それでも宴会というのは一体……。
小十郎:ひょっとして、戦ってくださった方々への慰労ですか? 結果は残念でしたが、健闘を讃えるために……。
政宗:なるほど。それはたしかに必要かもしれんな。無理を言って動員したんだ。それくらいのサービスは――
秀吉:チッチッチ……。甘い、甘いぜ、小十郎、政宗。そんな甘ちゃんの考えじゃ、この解放区じゃ生きていけねぇぞ? ハハッ!
政宗:貴様……、少しは反省の色をみせたらどうなんだ?
小十郎:ま、まぁまぁマスター……。
秀吉:いいか? 負け戦の後の行動ってのは、勝ち戦の後より大切だ。そこで何をするかで、人間としての器が決まると言ってもいい。
官兵衛:(なぁ、キヨ。猛烈に嫌な予感がしてきたんだが……)
清正:(はぁ? 今さら? 疲れてんじゃねぇのか、カンベー。もう――、手遅れだぜ)
秀吉:負けたからって、シュンとして大人しくなるなんざ、雑魚のやること。その点、オレ達は逆に――
「万年桜なんか無くても、十分ド派手な宴会はできる」って、解放区のヤツらに見せつけてやるんだよ! 【MAD FANG】の健在っぷりと一緒にな!
政宗:お前というヤツは本当に……、よくもまぁ次から次へと……。
小十郎:これもある意味、【居直り強盗】ですね。
官兵衛:はぁ、どうせそんなことだろうと思ってましたよ……。まぁ、花見の準備は進めてたので、手間は同じですが。
秀吉:ハァ? 同じなわけねぇだろ。万年桜が用意できねぇんだ。その分の埋め合わせで――規模は倍にしろ。
官兵衛:倍――!?!?
清正:ハハッ、おーおーご愁傷様。ま、オレは事務作業なんてできねぇから、陰ながら応援はしといてやるぜ? カンベー。
官兵衛:…………。
政宗:だ、大丈夫か? 官兵衛?
小十郎:ええと、官兵衛様? 私もお手伝いしますから、どうかお気をたしかに……。
官兵衛:ふっ――ざけんなよっ!!
官兵衛:このクソ猿っ!! テメェやっぱ頭イカれてんじゃねぇのか!?!? ワガママも、大概にしやがれぇええええええ!!!
出典:B'sLOG 2023年1月号